かむたちのはな 〜小紺有花のEnjoy! KOJI Life〜

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合社祭

先月の話なのですが、23日と24日に夫の地元(石川県輪島市)で祭りがあるので帰って来れないかと義母から言われ、手伝いのために帰郷しました。
何でもその祭りは「合社祭」といい、毎年持ち回りでひとつの町会が地区を代表して運営を受け持つのだそうで、今年は実家のある町内が当番だというのです。
この祭りは輪島市の河井地区にある三つの神社(それぞれ山、田、海の神様をまつっている)がそれぞれの地域で行っていた祭りを昭和初期に合同で行うようになったのが始まりだとか。
祭りを執り行うというのは労力的にも金銭的にも大変なことです。それぞれの地域では町会が少ないところもあり、毎年持ち回ってもすぐに当番が回って来てしまい、祭りを続ける財力が続かないという問題があったため、三つの神社の祭りをひとつにまとめるようになりました。
そのことにより、町会は全部で約50になり、50年に一度の当番ですむようになりました。でも、実際には住人の高齢化などの問題により当番を飛ばしたり、3〜4町会合同で受け持ったりすることもあって、今年実家の町会は36年ぶりの当番となりました。



d0129736_16382370.jpg23日はキリコをたてました。8月に行われる輪島大祭では町中にたくさんのキリコがたちますが、今回は一台だけ。夜、暗くなるのを待って明かりを灯し、神事が開始されます。
d0129736_16383785.jpg神社の方では合社祭を盛り上げるために太鼓の競技会が朝から行われていました。その競技会の優勝者が神殿で太鼓を叩き奉納します。輪島はご陣乗太鼓が有名で、太鼓が郷土文化として活き活きと根付いています。競技会では子供たちも沢山エントリーしていて、その層の厚さに感心しました。太鼓を神様に奉納するなんて実に輪島らしいな〜〜と思いました。
d0129736_1639874.jpgキリコにも太鼓が備えられていて、叩ける者たちが腕を競うように次々と叩きます。祭りの時に出前で太鼓を叩いてくれる人たちもいて、頼んで叩きに来てもらいます。輪島の太鼓は猛々しく勇壮です。
d0129736_16493715.jpg翌24日は神輿を担いで町内をひと回りまします。町内の人間しか担いではいけないことになっており、人足を集めるのも大変で、この祭りを手伝うために帰省する人も少なくありません。

祭りの間は食事も町内の皆で炊き出し、同じものを食べて、協力しあい結束を固めます。
神輿を神社に返納し、最後の神事を神殿で終えたとき、宮司さんが町内のものに「まだら」を歌うようにリクエストしてくれました。「まだら」とは輪島ではおめでたい時に歌う歌で、結婚式には必ず歌われるそうです。皆で手を摺り合わせながら手拍子を取り、唱和します。
私の故郷ではこのような古い風習は残っておらず、生きた郷土文化を目の当たりにしてとても感慨深いものがありました。
昨今、祭りといえば商業的になりがちですが、この様に本当に地域の住民のために行われる本当の祭りを経験する貴重な機会に巡り会えて幸せでした。
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by yuka-729 | 2009-10-03 16:57 | Life | Trackback
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