処方された漢方薬がどっさり。
医者にかかっても、ろくなことはないと医者嫌いな私。
だって、お腹が痛くて受診して色々検査しても
結局何にも分からなくて、適当にお茶濁しな便秘薬だけ処方される。
息子のアトピーにしてもろくに診もしないで
とりあえずステロイドを処方されるのがお決まり。
待ち時間40分、診察時間2分。
どの医者も、根本を掘り下げようとしない。
よく言う、症状を見て人を診ない。ってやつです。
ケミカルな薬で症状を抑え込むのも好きじゃないし。
そんなもんだから、自分のマイナートラブルや息子のアトピーは
もっぱらホメオパシーなどの代替医療に頼っていました。
でも、夫があんまりいい顔しないんですよね。
息子の顔や体がカサカサなのをみると、
「医者に行け、なんで医者につれていってやらないんだ。」
まるで私は息子が苦しんでいるのを放置しているひどい母親のような物言い。
ホメオパシーという未知なる物は興味のない人にはなかなか理解されにくい。
それに、コンスタントに直接受診できるホメオパスもいないものだから
どうしてもメールや電話などでの遠隔処方に頼らざるをえない。
遠隔処方にはどうしても限界があります。
それに保険の効かない分野なので、資金的にも限界があります。
そんな折り、最近出会ったある人のアドバイスで
漢方を受けてみようと思い立ちました。
漢方なら保険診療が可能だし、夫の理解も得られる。
探してみると、金沢にも結構漢方を処方してくれる病院があります。
普通の外科とか内科の看板をあげているところが実は漢方医
だったりするんです。
試しに、まず私が漢方医にかかってみました。
最近再発してきた手あれと、微妙な生理不順をネタに。
まず、問診。
何でも気になることを思い付くままに訴えます。
漢方医はふんふん、と親身に耳を傾けてくれます。
手あれの具合を丁寧に診て、
横になってお腹や体温の触診、
下瞼をめくって貧血の有無を確認。。。。などなど。
そして、まずは生理不順にフォーカスして薬を処方してもらいました。
次の日、違う漢方医に息子を受診させました。
やはり丁寧に話を聞いてくれ、湿疹の具合もよく観察し、
体質をじっくり見極めてくれました。
私のステロイド嫌いな性分を否定せず、ちゃんと理解してくれます。
もうこれだけで、ものすごく安心できます。
で、処方された薬が写真の通り。
息子と私、2人の2週間分。それぞれ2種類づつ。
とにかくかさ高さにびっくりです。
おまけに私のほうには丸薬まで出されています。
桂皮や牡丹皮など数種類をはちみつで練り固めてあります。
それをもごもごと噛み砕いて食べるのです。
あとは顆粒状のものを白湯に溶かしてお茶のように飲みます。
薬を受け取る時に薬剤師さんが「がんばって下さいね。」と
しきりに言うをはじめ不思議に思っていたのですが、
飲んでみて理解しました。
飲みにくいんです。。。。
米飴やはちみつで甘さを加えてあるのですが、
なれない風味にちょっと戸惑います。
特に息子の方にとっても苦いのがひとつあって、
本当に可哀想になるんだけど、
息子は我慢して、果敢に飲み干しています。
夫は昔から薬膳や漢方には興味があるようで、
自分でも東京で漢方薬局を訪ねて処方してもらったこともあるので、
今回、息子に医者から漢方を処方してもらったと言ったら、
医者にかかったということで、とても満足してくれています。
漢方薬に挑む姿も微笑ましく見守ってくれています。
医者にかからせたい夫。
代替え医療を選びたい私。
両者の意向をうまく叶える折衷案が漢方でした。
保険も効くし、言うことなしです。
何で早く気付かなかったんだろう?
まあ、寄り道しながらもここに行き着いてめでたしです。
でも、これで成果が出るかはまだまだ分かりません。
気長に取り組んでみます。
ひとまず、夫婦の精神衛生上はとても効果的ですので
それだけでも収穫ありですね。