平和町の奥へ奥へと車を走らせ、こんな山奥も金沢市なのか?
と驚く程へんぴな所ですが、自然がいっぱいの楽園のような長閑な所です。
この度、新保町に一人でも多くの人達が気軽に遊びに来てくれたら良いな〜という思いが実って、毎週日曜日に町の方達による朝市が開かれる事になりました。
このプロジェクトにはNPO39アースのメンバーの皆様も関わってサポートしています。
朝市と同時に「花いっぱい運動」で新保町をお花でいっぱいの素敵な所にしよう!という計画も開始。
朝市では町の人達が作ったお野菜や漬け物を販売する予定です。
第一回は5月8日(日)9時〜12時
記念イベントとして、当日は特別に私が作る「麹カレー」や「甘酒ドリンク」も販売する予定です。
今日はその準備として芝桜160株を植えるお手伝いと「麹カレー」の試食会をしに、子供達と共に遊びに行きました。
土手に芝桜を植えます。
1株500円にて「株主」も募集中。
特典は「お花のお世話が出来る」「人に自慢出来る」など。
株券も発行されます。
新保町は本当に良い所。
田んぼの土手にはつくしがわんさか生えていました。
田んぼにはカエルやカエルの卵が。
見つけた子供達は嬉々として遊んでいました。
私が心奪われたのは山菜。
まずはつくし。
山のつくしはでかくてたくましい。
町のばあちゃんらはつくしにはあまり興味が無い様子。食べ方もおひたし位しか知らず、あまり食べないとの事。おひたしよりもおいしい食べ方があると教えたら、感心しながら聞いてくれました。
今夜は甘辛く炒めるつもり。
息子がとって来たゼンマイ。
町のばあちゃん達に見せたら「どこでとって来た?」とつくしよりも反応が良い。ゼンマイの方が上等なのだ。生のゼンマイを手にしたのは実は初めて。
ゼンマイにも雄雌があるそうで、写真手前の左が男ゼンマイ、右が女ゼンマイ。
一度茹でてから水にさらして灰汁抜きしてからお揚げと炊くと旨いと、ばあちゃん達に色々教わる。
おばあちゃんの知恵袋に触れた今日。
そしてコレが「麹カレー」。
植物性素材のみで美味しいカレーソースを作るのはなかなか難しいのですが、甘酒や塩糀を使う事でその難問もあっさりクリア。
研究を重ね、誰が食べてもまったりとろける美味しいカレーが完成しました。
しっかりと旨味が詰まっているけど、胃もたれしない。穏やかな味わい。
名付けて「和みカレー」。
具には2種類のお豆(金時豆と青大豆)が入っています。
今日の試食会でカレーも甘酒も大好評でした。
5月8日の朝市オープンイベントではこの「麹カレー」をミニサイズでワンコイン(¥500)にて販売。
それから、レモン味が爽やかな「甘酒ドリンク」は1杯¥200。
どちらも限定30食ですので、お早めに!
それにしても、息子は山の自然に触れて大はしゃぎ。あっちへこっちへと飛び回りどろんこになっていました。
ゼンマイも「どこにあったの?もっととって来て」と言って行き先を見届けると、激しく切り立った土手へお猿のようによじ上り、ゲットしていました。
そりゃ、ばあちゃん達には無理な場所だわ。
石川テレビの取材クルーが来ていたのですが、カメラさんが息子を追っかけ必死に撮影していました。で、カメラかついで一緒に土手を登っている。。。カメラさんふぁいと〜〜!
しかし、やはり子供には自然が必要です。のびのびと走り回って身体を動かして遊べる場所が必要です。こういう所なら、自然が子供と遊んでくれる。大人がお膳立てして遊んであげなくても、子供が自由に世界を広げる事が出来る。
街中では何かして遊ぼうにもお金を使わないと楽しめない。
自然はただで、限りなく豊かな時間を提供してくれる。
自然って本当に偉大だ。
ではでは、皆様 新保町の自然に触れに遊びに来て下さいね〜〜!!
朝市の詳細は下記の通りです。
*野菜直売所 朝市 楽しんぼ 設立について*
<設立趣旨>
新保町の農家が丹精込めて育てた野菜やお米、加工品を金沢市民に提供したい。
地域に根付いた伝統的なお漬物や料理方法、地域の特徴などを伝承したい。
今年から始める新保町花いっぱい運動を楽しんでもらいたい。
手作りおはぎや甘酒などを味わってもらいたい。
これらの事を通じて、中山間地の活性化につなげたい。
上記目的を達成するために、野菜直売所を設立し、安全安心な新鮮野菜を販売することを通じて、
金沢市民が新保町を訪れる場を提供する。
<実施計画>
開催場所:金沢市新保町入口
開催日時:毎週日曜日 9:00~12:00
開催期間:5月上旬~11月中旬
販売品目:野菜、山菜、米、漬物、きのこ類、加工品他
ここが自慢:手作りのおはぎや甘酒を楽しめます。花いっぱいの集落が見ものです。
お問合せ:朝市 楽しんぼ 代表 山村実代子 076-241-7774